私の花言葉
やば~い!遅くなっちゃったけど、まだ立花くんいるかな?
桃菜の話が終わらなくて、気づいたら時刻は18時をまわりそうになっていた。
夏は日が落ちるのが遅いからつい時間が経つのを忘れてしまう。
「あ!北見さん!」
立花くんは私に気づいてお花を持っていない方の手を大きく振ってくれる。彼の大きな丸い目は私を捉えてまるで飼い主を見つけた子犬みたいに輝かせている。
「ごめんね遅くなって、部活が長引いちゃって」
「遅くまでお疲れ様、わざわざ来てくれてありがとう!」
「北見くんも遅くまでお疲れ様!」
彼の働いているフラワーショップは元々祖父母のお店だったらしい。しかしおじいちゃんが亡くなって、おばあちゃん1人で経営するのが難しいため北見くんはこうして毎日お手伝いをしている。
「太陽、もう今日は閉めようか。いつもありがとうね」
お店の奥から北見くんのおばあちゃんが出てきた。お花屋さんの雰囲気にあったクリーム色のワンピースを着ていてよく似合っている。
大きな目とぱっちり二重が北見くんとよく似ている。
「ばあちゃん!あとやるから家に戻ってて大丈夫だよ」
「あら?あなたいつも来てくれてる方よね、
もしかして太陽の彼女かい?」
北見くんのおばあちゃんの言葉につい私も北見くんも顔を赤らめてしまった。
「ちょ!?ばあちゃん!違うから!!」
日が届いて無いのに体が焼けるように暑く、私は誤魔化すように手で顔をあおいだ。
桃菜の話が終わらなくて、気づいたら時刻は18時をまわりそうになっていた。
夏は日が落ちるのが遅いからつい時間が経つのを忘れてしまう。
「あ!北見さん!」
立花くんは私に気づいてお花を持っていない方の手を大きく振ってくれる。彼の大きな丸い目は私を捉えてまるで飼い主を見つけた子犬みたいに輝かせている。
「ごめんね遅くなって、部活が長引いちゃって」
「遅くまでお疲れ様、わざわざ来てくれてありがとう!」
「北見くんも遅くまでお疲れ様!」
彼の働いているフラワーショップは元々祖父母のお店だったらしい。しかしおじいちゃんが亡くなって、おばあちゃん1人で経営するのが難しいため北見くんはこうして毎日お手伝いをしている。
「太陽、もう今日は閉めようか。いつもありがとうね」
お店の奥から北見くんのおばあちゃんが出てきた。お花屋さんの雰囲気にあったクリーム色のワンピースを着ていてよく似合っている。
大きな目とぱっちり二重が北見くんとよく似ている。
「ばあちゃん!あとやるから家に戻ってて大丈夫だよ」
「あら?あなたいつも来てくれてる方よね、
もしかして太陽の彼女かい?」
北見くんのおばあちゃんの言葉につい私も北見くんも顔を赤らめてしまった。
「ちょ!?ばあちゃん!違うから!!」
日が届いて無いのに体が焼けるように暑く、私は誤魔化すように手で顔をあおいだ。