月影

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窓から太陽の眩しさに瞼をあげる

「あぁ、もう朝か...」

重たい体をあげ、早速学校の準備を始める

腰辺りまでストレートに伸びた黒髪...ではなく少し茶色がかった髪にかるく櫛を通し整える

制服に着替え、顔を洗うために下へと降り洗面所で顔を洗った

準備を整え玄関から出ようとした時にリビングの扉が開いた

そこから顔を出したのは母親だった

私の顔を見るなり顔を歪め言った

「はぁ...まだいたの、朝からそんな醜い顔見せないでちょうだい、早く視界から消えて」

そんなこと言われなくても今から出るつもりなのに...

私はすぐさまに玄関の扉を開け学校に向かった

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