愛したがりの若頭と売られた私
広い公園をゆっくり一回りして、車に戻った二人。
またまた夜凪の貪るキスを受け、ゆっくり家に向かって車を発進させた。
途中、夜凪のよく行く料亭で食事をして、マンションに帰り着いた。
家の中でも、茉咲は夜凪に愛でられていた。
夜凪の膝に跨り、啄むキス責めを受ける。
そして頬を擦り寄せてくる夜凪の頭を撫でると、夜凪は本当に幸せそうに笑うのだ。
一緒に風呂に入り、身体を洗い合って、夜凪の腕枕で頭を撫でてもらいながら心地よい眠りにつく。
穏やかで、優しく甘い時間。
夜凪の愛情は、狂おしくて激しい。
でも……少しずつ茉咲の心を奪っていた。
逆らえないのとは関係なく、夜凪の傍にいたいと思うようになっていた。
そんな時だった…………
茉咲の勤めるカフェに、新しいバイトが入ってきた。
「――――――逸崎 恭兵です。今日からよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします」
頭を下げてくる新人・恭兵に、茉咲の頭を下げた。
素直で明るい、いわゆる陽キャの恭兵。
みんなに“恭兵くん”と呼ばれ、あっという間に人気者になった。
そして茉咲も、恭兵に癒やされていた。
「お疲れ様です!」
「あ…恭兵くん、お疲れ様……!」
「今、あがりですか?」
「うん」
「じゃあ…一緒に……」
「あ…」
「………って、無理でしたよね…(笑)」
「うん…ごめんなさい…」
「あ、いえいえ!
謝らないでください!
約束しましたよね?
“俺に気を遣わない”って!」
「あ…うん、そうだよね…(笑)」
困ったように微笑む恭兵に、茉咲も微笑んだ。
「……/////可愛い…//////」
「え?」
「あ…/////い、いえ!」
恭兵も、茉咲に淡い恋心を抱いていた。
そのため二人は、よく休憩スペースで話をして帰ることが多くなっていた。
時にはバイト終わって、休憩スペースでお茶をして帰ることもあった。
恭兵には簡単に自身のことを話していて、堺部にバレないように休憩スペース以外では最低限しか関わらないようにしていた。
そのため夜凪はもちろん、堺部にバレずに済んでいた。
またまた夜凪の貪るキスを受け、ゆっくり家に向かって車を発進させた。
途中、夜凪のよく行く料亭で食事をして、マンションに帰り着いた。
家の中でも、茉咲は夜凪に愛でられていた。
夜凪の膝に跨り、啄むキス責めを受ける。
そして頬を擦り寄せてくる夜凪の頭を撫でると、夜凪は本当に幸せそうに笑うのだ。
一緒に風呂に入り、身体を洗い合って、夜凪の腕枕で頭を撫でてもらいながら心地よい眠りにつく。
穏やかで、優しく甘い時間。
夜凪の愛情は、狂おしくて激しい。
でも……少しずつ茉咲の心を奪っていた。
逆らえないのとは関係なく、夜凪の傍にいたいと思うようになっていた。
そんな時だった…………
茉咲の勤めるカフェに、新しいバイトが入ってきた。
「――――――逸崎 恭兵です。今日からよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします」
頭を下げてくる新人・恭兵に、茉咲の頭を下げた。
素直で明るい、いわゆる陽キャの恭兵。
みんなに“恭兵くん”と呼ばれ、あっという間に人気者になった。
そして茉咲も、恭兵に癒やされていた。
「お疲れ様です!」
「あ…恭兵くん、お疲れ様……!」
「今、あがりですか?」
「うん」
「じゃあ…一緒に……」
「あ…」
「………って、無理でしたよね…(笑)」
「うん…ごめんなさい…」
「あ、いえいえ!
謝らないでください!
約束しましたよね?
“俺に気を遣わない”って!」
「あ…うん、そうだよね…(笑)」
困ったように微笑む恭兵に、茉咲も微笑んだ。
「……/////可愛い…//////」
「え?」
「あ…/////い、いえ!」
恭兵も、茉咲に淡い恋心を抱いていた。
そのため二人は、よく休憩スペースで話をして帰ることが多くなっていた。
時にはバイト終わって、休憩スペースでお茶をして帰ることもあった。
恭兵には簡単に自身のことを話していて、堺部にバレないように休憩スペース以外では最低限しか関わらないようにしていた。
そのため夜凪はもちろん、堺部にバレずに済んでいた。