愛したがりの若頭と売られた私
「あ…//////」
池治の爽やかな笑みに、顔を赤くするミハナ。

「では、行きましょうか!」

「は、はい//////」

ミハナの腰を抱き、二人はエレベーターに向かい客室に向かった――――――


スイートルームに入る。
この部屋も、夜凪が年間契約している部屋。
(最初に茉咲が案内された部屋は、その中でも一番ランクが高い“PREMIUM SUITE”で、セキュリティゲートを通らないと入れない)

「す、素敵…//////」

このスイートルームだけでも、広々とした高級感のある部屋。
ミハナは感激しながら、部屋内を見渡した。

「コーヒー、淹れますね!
そちらへ座っててください!」

「あ…はい//////」

ソファに座った、ミハナ。
コーヒーを淹れ、テーブルに置いた池治が隣に座った。

「どうぞ?」

「ありがとうございます!
いただきます!」

一口飲みテーブルに置くと、池治が頬に触れてきた。

「……/////」
顔を赤くすると、池治が「ミハナさんって、ピュアなんですね!可愛いな…!」と微笑んだ。

「そ、そんなこと…ないです//////」

「もっと、リラックスしてください。
いつも茉咲さんに関しての情報提供してくださる貴女への、お礼なのですから!」

「は、はい//////」

「何か召し上がりますか?」

「いえ、大丈夫です!」

「………」

「………ん?池治さん?」

意味深に見る池治に首を傾げる、ミハナ。


「………それとも……“違うこと”しますか?」


「……/////え…//////」
意味深な視線と言葉に、ミハナの顔が更に赤くなる。

「貴女にはいつもお世話になってますし、これからもお世話になるでしょうから……!
精一杯、ご奉仕しますよ?」

ミハナの口唇を指でなぞった。

「んん…/////
あ…//////」
潤んだ目で見上げる、ミハナ。

「フフ…本当に、可愛い人だ……!
……………では、沢山ご奉仕しますね――――――」

そう言って、ミハナの口唇を塞いだ。


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