輝く樹木
第1章 第25話
窓から差し込んでくる黄色い光、スマホの録画開始ボタンを押した時の感覚、そのあとすぐに窓から飛び込んできた月明かりと星明り、一瞬の時間のなかにとてつもない長い時間の経過を感じるのはなんであろうか。輝夫はすぐにスマホの録画の停止ボタンを押した。経過した時間は2秒であった。ビデオに映っているのは月明かりと星明りが飛び込んでくる窓を見つめている輝夫の姿だけであった。黄色い光などはなかった。
輝夫はベッドに横になって天井を見ていた。部屋の明かりは全て消していた。レースのカーテンだけ閉じられた窓から月の光と星の光が流れ込んできて、部屋を照らしていた。レースのカーテンから漏れてくる月の光と星の光が、幻想的な光の模様を天井に映していた。わずかに開かれた窓の隙間からのそよ風でレースのカーテンは微かに揺れていた。天井に映し出された光の模様は、そよ風に揺られて微かに動くレースのカーテンに呼応して動いていた。微妙に動いている天井に映し出された光の模様は、輝夫の瞼に心地よい重さを与えた。心地よい暗闇が幻想的な光の模様を遮った。
輝夫はベッドに横になって天井を見ていた。部屋の明かりは全て消していた。レースのカーテンだけ閉じられた窓から月の光と星の光が流れ込んできて、部屋を照らしていた。レースのカーテンから漏れてくる月の光と星の光が、幻想的な光の模様を天井に映していた。わずかに開かれた窓の隙間からのそよ風でレースのカーテンは微かに揺れていた。天井に映し出された光の模様は、そよ風に揺られて微かに動くレースのカーテンに呼応して動いていた。微妙に動いている天井に映し出された光の模様は、輝夫の瞼に心地よい重さを与えた。心地よい暗闇が幻想的な光の模様を遮った。