あいつは悪魔王子!~悪魔王子を召喚しちゃった!?魔術クラブ結成!都市伝説『追いかけ鬼』をやっつけろ!~
「おーい光、麻那人への説明ご苦労。今年はうちのクラスは『展示』をやることに決まった! じゃあクラスで何をやるか決めるぞー!」
先生が言った。
学校全体で『展示』『お店』『宝探し準備』『肝だめし準備』などクラスで分担されるのだ。
もちろんお店はお金での売り買いではなく、ネコネコ紙幣という学校で配られるニセモノのお金でお店屋さんごっこをるすのだ。
「えへへ、はぁーい!!」
そしてクラスでの話し合い。
光のクラスは学校近辺の歴史を調べて展示をすることになったのであった。
壁に貼る展示を、作るグループ。
学校と裏山などの模型を、作るグループ。
など大まかに分けられた。
光と麻那人は、模型のグループだ。
「よし! それじゃあ~みんなで祭りの名前を考えるぞー」
『5月祭』はいつも生徒達が考え提出し、投票で毎年の祭りの名前を決める。
去年は『ファンタスティック・ときめき探そう祭』だった。
「んー……どうしようかな~『ドキドキ摩訶不思議な出逢い祭』とか……」
「いいね」
隣の麻那人がにっこり笑った。
「あっ聞いてた~?」
「うん。いいと思うよ」
その後、なんと光の案が学校投票で一番になり『ドキドキ!摩訶不思議な出逢い祭り』に決まったのだった。