あいつは悪魔王子!~悪魔王子を召喚しちゃった!?魔術クラブ結成!都市伝説『追いかけ鬼』をやっつけろ!~
「服につかないようにね!」
佐藤先生がみんなに注意する。
「私もできた!」
「僕も」
光が黄色いスライムを見せ、麻那人も真っ黒なスライムを見せた。
「あはは、黄色と黒でさ~二人で危険!危険!って看板みたい」
リィに笑われる。
「危険って何よぉ」
「はは、たしかにそうかもね」
言い返す光に麻那人は笑う。
空太も出来上がって、みんなで伸ばして遊んだ。
「これは面白い。作戦に、使えるかもしれないなぁ」
真っ黒なスライムを机の上で伸ばして引っ張っりながら麻那人は言う。
「え?」
「ぺってぽりんに売ってないかな……あそこは雑貨も置いてるし……」
その微笑みはたしかに危険だ、と光は思った。
「二人の黄色と黒を混ぜたら、何色になるんだろうねぇ」
スライムで遊んでいる二人に、リィが言った。
「それは黒になるでしょ~」
「そっか。あたし美術とかはよくわかんないからさ~空太、あたしの水色同士混ぜてみる?」
リィは笑って、すぐに空太と方へ行った。