あいつは悪魔王子!~悪魔王子を召喚しちゃった!?魔術クラブ結成!都市伝説『追いかけ鬼』をやっつけろ!~

 本棚の本を取る用にある踏み台を麻那人は移動させる。
 それを足がかりにすると、ハンモックに麻那人は余裕で乗ることができた。

「わぁい」

 嬉しそうに揺れる麻那人。

「ううう! いいなぁ」

「おいでよ」

「えっ二人も乗って落ちない?」

「大丈夫だよ。魔法で組み立てたんだもん」

「じゃあ! 乗る!」

 楽しそうなことは、絶対やってみたい!
 光も踏み台に乗って、麻那人が引き上げてくれた。

「ぎゃあ! ゆ、揺れる!」

「あっはは、ハンモックだからね」

 思った以上に、布に身体が沈んで身動きが取れない。
 麻那人は笑っているけど、起き上がろうとすると揺れる!

「落ちる!」
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