■Love and hate.
彼による“手でする行為”はいつも屈辱的。
呼吸すら乱さない余裕な彼とは裏腹に、こっちは快楽を求めてどうしようもなく乱れるハメになるのだ。
それをじっと上から見下されるのは、なかなか居心地が悪い。
「俺のことだけ考えて」
首筋にねっとりと舌が這う。
次第に服がはだけていき一条さんの手が肌に直接触れる。
「……変態…」
一条さんの思うがままな自分が嫌で睨み付けてみたけれど、状況は何も変わらない。