御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
〜維織side〜

朝アラームで目が覚める。

そしてパジャマを着ている自分に気づく。
まさか!?

慌てて脱衣所に行って鏡を見れば、メイクも落とされていて、洗濯も回してあった。

ピアスも…

ハッとして、ジュエリーBOXを開けた。

やっぱり昨日のピアスが入ってる…

これは奏翔がしまってくれたので間違いない。

絶対この缶見たよね!?

ドクンドクンと心臓が早くなる。
ど、どうしよう…

さすがに何か言われるかな…

私は仕事帰りにドキドキしながらもslowに向かった。

「ごめん奏翔。昨日」

「おう。二日酔いは?」

あれ?
めっちゃ普通。
ん?

「大丈夫。あのさ…着替えとかピアスとかも…」

「ああ」

ああ?
それだけ?

「あ、ありがとうね」

え、でも見たんだよね?
下着姿もあの缶も。

「どした?」

「いや、何でもない! 今日はソフトドリンクにするー」
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