御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
私は急に恥ずかしくなる。

「お、思わないよ!」

つい顔が赤くなる。
他の人となんてサラッと出来るのに、相手が奏翔ってなるとなんだか急に…
私はたまらず胸を押さえた。

「ドキドキしてきた?」

「してきた。なにこれ」

「だから言ってんじゃん。奏翔が好きだからだよ」

やっぱり?
やっぱりそうなの?
幼馴染としてだけじゃない…

「素直になりな」

私はまた黙ってパスタを食べると、美空は苦笑いをしてあとはもう何も言ってこなかった。
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