御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
結局一日中寝たり抱き合ったり、ご飯を食べてまた抱き合って。

「ねぇ」

私はベッドで裸のまま腕枕をして横になる奏翔に話しかける。

「ん」

「人間失格なりそ」

「確かに」

「さすがにやり過ぎでしょ」

「俺も驚いてる」

「あ、そうなの?」

「んな当たり前だろ。せいぜいなんとか絞り出して2回だ」

そう言ってとんでもない事をカミングアウトしてきた。

「絞り出してって…」

「気持ちが乗るとこんなに違うもんなんだな」

いや、私に言われても…

「少し我慢して」

「…ん」

「自信なさそっ」

「全くその通り」

「ははは!」

「たぶん頑張る」

「何それー」

そう言ってクスクス笑い合った。




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