御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい


その後も海のゾーンに行って人魚のショーをみたり、デッカいチキンを豪快に食べたりする。

ハロウィンで真っ黒の長い肉まんみたいなやつも食べた。

なんならずっと食べてる。
俺の首にはキャラクターのポップコーンケースがぶら下がっていて、そこに横から手を突っ込んで維織はずっと食べてる。

もう自分で持ったら?
食べにくくないの?
俺食わねぇよ?

と思いつつも結局はニコニコしてる維織に合わせてしまう俺。

とことん維織に甘いよなー。
昔から当たり前にしてた事が今だと全て好きだったからかと繋がっていく。

そしてあっという間に夜になり、パーク内のホテルへ入った。

部屋に入ってパーク内のライトアップを窓際で眺める。

「最高」

「だな」

俺はそっと後ろから抱きしめた。

はぁ。やっとだ。
やっとくっつける。
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