御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
「我慢してた?」

俺を見上げそんな事を言う維織。

俺は答えずキスを落とす。
舌を入れ維織を捕まえる。

「んっ…ふっ…」

そして維織の下着の中に手を入れればそこは既に蜜で溢れていた。

「俺だけじゃないみたいだな?」

カァッと頬を赤く染める維織。
求めているのが俺だけじゃないと知り嬉しくなる。

服を脱ぎ捨て維織の服もゆっくり脱がせていく。
ひとつずつ、身体にキスを這わせながら。

滑らかな肌に吸い寄せられ肌と肌が触れ合うだけで、温もりを感じ心に愛しさが染み渡る。

チュウと胸元を吸おうとするとグイッと顔を押さえられ止められる。

「ちょ! キスマークだめ!」

「なんで」

「イベントあるから! 見えちゃう!」

「イベント?」

「いつものハロウィンのやつ!」

んげ。
やっぱり行くのか。

「え、またみんなで? 仮装して?」

「そだよ!」

そだよって…そんな楽しみそうに言われたらなんも言えなくなる俺。

「……気を付けろよ?」

「大丈夫だって! 今回は那智も来るよ!」

「那智ちゃんも?」

絃よく許したな。


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