御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい

そして後日いよいよハロウィンパーティーの日を迎える。

維織と美空は今頃絃んちで準備してんのか。
本当に大丈夫なんだよな？

そんな事を思いながらこないだ行った遊園地の写真を見ながらバルコニーでタバコを吸う。

その時携帯が振動する。

うおっ。
びっくりしたー。
絃？

「どした？」

『どうしたじゃねぇ。お前見たか？』

「何が」

『あいつらの格好だよ！』

げ。

「見てない。際どい系？」

『ああ。だいぶヤバい。那智もだけど、維織も、美空も！　俺らも行くぞ』

「は？　仮装しないと入れないだろ」

と言ったら既に電話は切られていた。
俺は大地に連絡する。

『もしもし』

「大地？　絃から聞いたか？」

『聞いた。俺心配すぎるんだけど』

「俺も言われたんだけどよ。中に入るのハロウィンの仮装しないと無理だぞ」

『やっぱりそうだよな？　もう途中で買ってこ。俺準備やるから、奏翔くんも行こ』