御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
そして絃と大地が迎えに来た。

「え? 俺これ?」

既に俺のやつも買ってきたらしい。
どこでこんなん買ってきたんだよ。

それはもろ海賊のやつだった。
そんなに俺海賊っぽい?

「いいから早く着ろ」

そう言う絃は既に吸血鬼みたいな格好をしていた。
今は大地の車だが絃が運転してる。

「ははは。やっば」

俺もとりあえず着替える。
大地も隣で物凄いスピードで準備してる。

「大地、お前それあれか?」

「そ」

そして着替えた俺にガンガンメイクをしていく大地。
そして最後にズボっとドレッドヘアとバンダナと帽子を被せられた。

「完璧だわ。やっぱり似合うわ奏翔くん。まんまじゃん、ははは!」

いや、お前が言うな。
大地は緑の頭に染めて紫のスーツを着てジ◯ーカーそのものだった。

「クオリティ高すぎ」

「ははは。俺プロだから」

そう言って鏡を渡される。

「おお。すげぇ。ヒゲまでついてる」

「だろ? めっちゃカッコいいよ奏翔くん」

「おし。着いたぞ」

絃が車を止める。
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