御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
〜維織side〜
ナンパされたところでなんと奏翔たちが現れて私はあんぐり口を開けてしまう。
そこには海賊に扮した奏翔が怪しい笑みを浮かべ私を見下ろしていた。
げ。
怒ってるこれ。
でもみんないるから我慢してるんだこれ。
「ねぇ、なんで来たの?」
奏翔に話しかける。
「クククク。コイツらやっぱり心配だーつって」
そう言って笑う奏翔の目は笑ってなかった。
「可愛くない?」
私はヒソっと奏翔に耳打ちする。
奏翔は私を見て困ったように眉を下げフッと笑うと腕を前で組んだまま少しかがんで私の耳元に口を寄せた。
「可愛い。攫っちまいたい、海賊みたいに」
バッと顔を上げて奏翔を見れば皆んなの前だというのにすっかり男の顔になっていた。
そんな奏翔を見て私もグッとお腹の奥に力が入ってしまった。
私はそっと奏翔に身を寄せる。
このくらいならいつも通りだから怪しまれないはず。
すると奏翔もそっと私の腰に手を回した。
見つめ合ってクスッと笑う。
ナンパされたところでなんと奏翔たちが現れて私はあんぐり口を開けてしまう。
そこには海賊に扮した奏翔が怪しい笑みを浮かべ私を見下ろしていた。
げ。
怒ってるこれ。
でもみんないるから我慢してるんだこれ。
「ねぇ、なんで来たの?」
奏翔に話しかける。
「クククク。コイツらやっぱり心配だーつって」
そう言って笑う奏翔の目は笑ってなかった。
「可愛くない?」
私はヒソっと奏翔に耳打ちする。
奏翔は私を見て困ったように眉を下げフッと笑うと腕を前で組んだまま少しかがんで私の耳元に口を寄せた。
「可愛い。攫っちまいたい、海賊みたいに」
バッと顔を上げて奏翔を見れば皆んなの前だというのにすっかり男の顔になっていた。
そんな奏翔を見て私もグッとお腹の奥に力が入ってしまった。
私はそっと奏翔に身を寄せる。
このくらいならいつも通りだから怪しまれないはず。
すると奏翔もそっと私の腰に手を回した。
見つめ合ってクスッと笑う。