御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい


その間も律動は激しさを増すばかりで息つく間もなく体位が変わり、壁に背中を押し付けられ向き合う形で抱き上げたかと思えばまたガンと打ち付けられた。

私は咄嗟にしがみつく。

「あっ…はぁっ…!」

ひとつひとつ突き上げるように奥に押し込まれ、その度に電撃のような刺激が打ち寄せてくる。

その後ソファへ移動して背もたれに手をつかされるとまた後ろから肩と腰を押さえて打ち付けられる。

「奏翔っ…はぁっ…」

なんとか声をかけるも奏翔は何も答えない。

「奏翔っ…」

ただひたすら打ち寄せる波に飲まれそんな時間は私が気を失うまで続いた。

ふと目が覚めればいつもなら隣で寝ているはずの奏翔がいない。

え…どこ?

そして気だるい身体を起こす。

私の身体には無数の花びらが散らされているかのようにキスマークがこれでもかと付いていた。

胸もお腹も脚も全部。

奏翔から激しく求められたのを思い出して、胸が熱くなる。



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