御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
いつ渡そうかな。
思ったより早く仕上がるみたいだしな。

どっか旅行にでも連れてくか?
それがいい。
驚く顔が見たいな。

そして今日は一度家に帰り、部屋着に着替えてバイクでslowに向かった。

ベストのスーツに着替えカウンターに出て間も無く、維織がやってきた。

「お疲れ」

「おつかれ!」

「なんか食う?」

「アヒージョ」

「マッシュルームの方?」

「そっちで」

「おけ」

厨房スタッフに声をかけ、俺はまたカウンターに戻った。

「正月休み予定あるか?」

「ないよー」

「んじゃ旅行いくぞ」

「行く行く!」

「行き先俺決めていいか?」

「あー、サプライズだぁ。ふふふ、楽しみ」

そう言って維織はニカニカ笑う。

「楽しみにしとけ」






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