御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
そんな事を思っていると、維織が起きてきて俺の携帯を持ってムスっとして渡してきた。
ん?
ご機嫌斜めだな。
まだ眠いのか?
「電話きてたよ」
「電話?」
俺はとりあえず受け取る。
着信履歴を見れば結城からだった。
休日に珍しい。
俺はすぐに折り返す。
「あ、結城? 悪い。なんだった?」
『先輩、お休み中申し訳ございません。取り急ぎと思いまして』
「どうした?」
『指輪、仕上がったそうですよ。クリスマス間に合いましたが、取りに行きましょうか?』
それで急いで連絡くれたのか。