御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
「その女の人なに!」

「女の人? 結城?」

維織は泣きながら頷く。

そして俺はふと気づく。
確かアドレスに"YUKI.K"と表示されてる事に。

「あ! 維織! 違う違う!」

「毎日会ってんでしょ? 楽しみなんでしょ!? ひどい!」

「落ち着け、まず」

俺は維織を抱きしめる。
グイグイ身をよじるも俺の腕から逃げれないとわかったのか維織はギッと涙を浮かべた瞳で睨んで来る。

まずい。
それすらも可愛いぞ。

そのまま持ち上げソファまで連れて行き俺の上に乗せる。
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