御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
席について、遠足に行く前日に寝れなくなる幼稚園児みたいに、楽しみすぎて寝不足だったのもあって私はコロッと眠りについてしまった。

たっぷり寝て起きればタイミングよく食事の時間で、機内食を食べる。

そしてソワソワしているうちに到着した。
まずはホテルに向かう。

ついた先は湖。


「もしかして…あれ？」

「そう。あれ」

私が指指す先には、湖に神秘的に浮かび上がる白亜の宮殿ホテルだった。

「ヤバすぎない？」

「たまにはいいだろ？　ほら行くぞ」

そう言って、私の手をとるとホテルまで運んでくれるらしい宿泊者専用のボートに乗せられる。

「私達だけ？」

「ああ」

もう白目向きそう。

ボートに乗り先端がソファになっている所で風を感じながら、白亜に浮かぶ豪華な宮殿を見上げるその光景は美しい以外の言葉が当てはまらない。

澄んだ水色の空と白亜の宮殿が湖に反射して本当に美しくて言葉が出ない。
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