御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
「んっ…」

急に酔いが回ってクラクラしてきてしまう。

「奏翔っ…本当にクラクラしてきた」

「ククククっ。上がろう」

奏翔に支えられてバスタブから上がりバスローブを着せられるとベッドに連れて行かれる。

「寝よう」

腕枕をしてそっと抱きしめられる。
ホクホクして心地良い。

「眠くないよ」

奏翔はフッと笑う。

「それじゃ何する?」

私はチュッとキスをした。

「わかんないな」

奏翔は意地悪だ。

「ははは。睨むなよ。可愛いだけだぞ」

さっぱり私の睨みなんて効きやしない。
奏翔はあの強烈に抱いた日からあんまり私を抱かない。

たぶんよっぽどこたえたのかもしれない。
抱いてもどこかセーブしてる。
別に気にしなくていいのに。

「奏翔。何で我慢してんの」

奏翔は一瞬目を開く。








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