御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
「んっ…奏翔っ…」

「お前のいない未来なんて想像できない」

「私もだよっ…」

「俺以外、誰も好きになるな」

ガンとまた奥まで腰を沈める。

「あっ…そんな当たり前だよ」

「クッ…」

「私の方こそっ…奏翔じゃなきゃ…無理っ」

「維織っ…」

どうしたら伝わる?
こんなに愛してるのに。

「奏翔、愛してる。心から。私には奏翔だけ」

「ああ」

奏翔はそれは優しい顔をして微笑む。

「もっと強く抱いて」

「ああ。任せろ」

そして結局最後には気を失わせられ、次に目を覚ました時にはお昼を過ぎていた。

目を開ければ奏翔が私を見下ろして髪をクルクルして微笑んでいた。
ふふふ。
良かった。
今日は隣りにいてくれた。

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