御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
「はよ」

「おはよう。目が覚めた時、奏翔がいてくれるだけで安心する」

「そうか」

そう言ってオデコにキスを落とす奏翔。

「シャワー浴びよう」

奏翔はそう言うと私を抱き上げ歩き出した。

「歩けるよ?」

「いいから」

「ははは! 至れり尽くせりー!」

私はギューっとしがみつく。

そして全部洗ってくれて本当に至れり尽せりで私の頬は緩みっぱなしだ。

「ご機嫌だな」

「ふふふ。本当にプリンセスみたーい」

「ははは」

笑う奏翔もなんだかんだで楽しそう。

「奏翔、楽しい?」

「ああ。最高」

ブチューっとキスをされる。
そして顔中に細かくキスが降ってくる。

「はははは! くすぐったいよ」

私も仕返しする。

「フッは! 本当だ、くすぐったいな」
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