御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
そんなある日、朝から奏翔から電話が来る。

「ん…なに」

『出かけるぞ』

「えー? 今日は寝てたかったのにー?」

『ツーリング付き合え』

「大河と行けばいいじゃーん」

『あいつら出張だろ』

そうだったわ。

「えー。どこ行くのー?」

『海とか? まだ早いか?』

「行く! 行く行く!」

『ククククっ、準備しとけ。すぐ迎え行く』

「わかった!」

やったー!
海だっ!

すると間も無く奏翔が部屋にやってきた。

当たり前みたいにソファでくつろぎながら私が準備するのを待ってる。

「入る?」

「いやまだ無理だろ」

「えー。私水着着たいー」

「俺水着持ってきてねぇけど」

「パンツでよくない?」

「ダメだろ」

「えー」

「たくわかったよ。んじゃプールか?」

「行こ行こ! あの波のあるとこ!」

「わかったわかった。向こうで買うわ」

「イェーイ!」
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