御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
「維織達送った後、話してたんだよね。あれ、絶対奏翔送らないで襲う気だよねって」

「ははは。その時はもう知ってたの?」

「私と大地は、絃から割とすぐに教えてもらったよ」

「そうだったんだ。私、美空に背中押してもらったのに…。本当にちゃんと言えなくてごめんね」

「いいのよそんなの! 全部わかってるから」

「ありがとう」

私は本当に幸せ者だ。
そう思いながら帰ったのだった。

そしてあっという間に月日は流れてGWに皆んなでロッジに泊まりに行った。

そこでも何も知らない奏翔は、みんなの前ではなんか何処となくもどかしそうにしていた。

と言っても結局部屋も一緒だし、ずっと隣にいるし大して変わらなかったけど。

我慢できずに最後の夜は愛し合ったし。

でもさすがに翌朝、那智ちゃんからノックをされた時は焦ったな。
ははは。
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