御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
そして誓いのキス。

早くこの可愛い維織にキスしたくてウズウズしてしまう。

そんな俺を見て維織は笑う。

「頬でいいからね」

「無理」

グッと腰を引き寄せ顎をクイっと上げる。

もうそれだけで周りはギャーギャー騒いでいる。

本当に綺麗だ。
つい見惚れてしまう。

「早くしろー!」
「もったいぶんなー!」

うるせぇな。
俺はゆっくりと顔を傾け維織の唇にキスを落とした。

下唇を食べるように。

そして名残り惜しいが唇を離した。

「キャー! 素敵ー!」
「映画みたーい!」

大歓声が上がり俺たちは目を合わせてクスッと笑う。

少し恥ずかしそうにする維織がたまらなく可愛い。

その後ガーデンに移り、維織は一旦外用のドレスに着替えるらしい。
と思ったら俺も連れて行かれて着替えさせられた。
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