御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
その後、今日は浮き輪はないのでそのままザブザブ入る私をまるで放置する奏翔。

「奏翔! ちゃんと一緒に来て!」

「わかってるって。ちゃんと見てるから。それよりあんまり奥行くな」

なんて言われているのを無視して、割と浅いじゃーんと思っていたら急に深くなって足を取られる。

ズルっとそのまま頭の先まで入ってしまう。

グイッと持ち上げられ引き上げられる。

「あっぶな。ほれ見ろ」

私はそのまま奏翔に抱っこでしがみつく。

「あははは! 急に深くなったー!」

「だから言ったろ。お前泳げないんだからもう少し気をつけろよ」

「ははは! 危なかった! ナイスキャッチ奏翔」

そう言いながら正面から子供が抱っこされるみたいにしがみつく。

「もっと奥いきたーい」

「はいはい」

奏翔はしがみつく私を抱えるわけでもなく進む。

「この辺でいい」

「はいはい」

するとクスッと笑う奏翔。

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