御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい

兄妹みたいに育ったしあながち間違いではないけどなんか一瞬モヤっとしたがそんな事は無視する。

「通りで！　なんか絆みたいな見えたんですよ！　ははは！　それじゃあとは2人でゆっくり楽しんで行ってください。ほら、行くぞ！　店、手伝ってくれ！」

そう言って、子達を呼んで行ってしまった。
子達も楽しかった！　とニコニコで手を振ってくれて私達もそれに振り返した。

絆ね…

「どれ、また入るか？」

「うん！」

そしてその後また抱っこで波のプールに入って私達はその場を後にした。

その後もツーリングをしながら色々寄って、山に登って夕日が沈むのを並んで見た。

「綺麗！」

「そうだな。疲れたろ」

「ぶっちゃけヘトヘトー」

「ははは。久しぶりに維織のハッスルしてるとこ見たわ」

「高校の体育以来？」

「かもな」

奏翔は懐かしそうに夕日を見ながら微笑む。