御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
「奏翔、買い物連れてって」

「ん。どこ?」

「モール行きたい」

「おけ」

向かい合ってホットケーキを食べながら返事をする。
添えてあるウィンナーとサラダも食べる。

「材料、家になかったよな。買ってきたのか?」

「うん」

「ありがとな」

維織はニコッと笑顔で返事をした。

維織は艶のあるアッシュブラウンの髪を緩く巻いて前髪はかきあげるようなそんなヘアスタイル。

ワンショルダーのタイトな黒のタンクトップは腹が出ていて、そこにダークグレーのタックのついたワイドバギーパンツを合わせてた。

「日焼けしてんじゃん」

「だから。日焼け止め意味なし」

「肩とか痛そ。赤くなってる」

「ヒリヒリするよ。筋肉痛だし」

俺はクスッと笑う。

「奏翔は?」

「俺は大丈夫。なんも変わらん。ごちそうさま」

維織が俺の食器も一緒に下げてくれる。

「さんきゅ」

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