御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい


「いいじゃーん! これにしよっ」

いいんかい。
非常に複雑だ。
なんとも思ってないが男としては複雑だ。
どうしたって想像するよな。
いかん。
俺は邪念を振り払う。

俺が選んだのはスモーキーカラーのグリーンのやつ。
灰色がかった落ち着いた色味のやつだ。

維織はそれを手に取る。

「あ、これTバックじゃーん。ま、いっか」

いいのね…。

それから色違いでピンクの方も選ぶ維織。
結局他にもいろいろ選んで5着程購入して満足そうにしてる。
ずいぶん際どいの選ぶんだな。

それを毎日着たとしたら、もう週のほとんどの下着を俺は把握してしまう事になるんだが?

いいのか?

まぁ、俺をここに連れてくるくらいだから知られても全く問題ないって事なんだろう。

幼馴染っつーのはこういうもんだ。
遠慮のえの字もない。
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