御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
〜奏翔side〜

仕事中絃から電話がくる。

「はい」

『奏翔悪い。維織が熱出した』

「熱?」

『ああ。俺今から飛行機乗って出張でよ。お前様子見に行けたりする?』

そういう事な。

「ああ。わかった」

『悪い。鍵、なんとかなるよな?』

「大丈夫」

『んじゃ頼むな』

「おう。こっちは心配すんな。それじゃ」

今日の夜はslowなんだよな。
とりあえず今から行って飯食わせてか。

そして買い物を済ませて、管理人に言って鍵を開けてもらう。

熱なんて珍しいな。
確かに最近喉痛いとか言ってたもんな。

部屋に入るなり維織がソファにぶっ倒れていて慌てて駆け寄る。

「維織!」

「ん…かな、と…?」

「ああ。俺だ。大丈夫か?」

なんとか風呂には入ったんだな。
でも髪がビショビショだ。

寝室から布団を持ってきてかけてやる。

真っ赤な顔して、思ってたより辛そうだなこりゃ。



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