御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
その後、シャワーも無事に入ってリビングへ戻ると奏翔がソファに座ってドライヤーを持ってぽんぽんとソファを叩く。

乾かしてくれるらしい。

私は一度冷蔵庫を開けて水を飲んでソファに座った。

ドライヤーの音とともにワシャワシャと髪を乾かしていく奏翔。

気持ちいい。

しばらくそのまま黙って乾くのを待つ。

「はい、おしまい」

「ありがとー」

私は振り返ってお礼を言う。

「ん。もう少し横になってた方がいい」

私は奏翔を膝枕にして横になった。
すると近くにあったブランケットをかけてくれて、リモコンを取ると奏翔は映画を選び始めた。

映画が始まり、だんだんとまた眠くなって私は夢の中に入ったのだった。
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