御曹司は幼馴染を溺愛して蕩けさせたい
私は見つけたブラトップとレギンスに着替え、ソックスを履いてシューズを手にして奏翔のいる部屋まで向かう。

ガラスの扉から中を覗く。

ここは壁一面がダークグレーになっていて、本当にジムみたい。

防音だが、近づくと中から洋楽が聞こえる。

奏翔は上半身裸にショートパンツを履いて、ぶら下がっているサンドバッグにキックをしていた。

やっぱりあんなのに蹴られたらひとたまりもないね。

すると奏翔とバッチリ目が合い、中からドアを開けてくれる。

「なにしてんだ? 入れよ」

「相変わらず凄いキックだね」

奏翔はフッと笑うだけでまたトレーニングを始めた。

私はストレッチをして、ランニングから始める。

いい感じに身体もあったまった所でダンベルを持った。



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