私、貴方の事、ちっとも好きじゃなかった。
2024年10月2日(水)

 楽しみにしていた休日。時刻は朝の7:36。これからどこに行こう。旦那のいない休日最高だ。
 その時、仕事に行った旦那からLINEが来た。
 汚い話だが、私は2日に1回しかシャワーを浴びない。理由はめんどくさい。そのことについて突然、LINEが来た。「君は汚いと。」
 だが、言い分を言わせてもらうと水道料金の明細書を「俺、払ってやったぜ。」と言いたげに私の見えるところに開いて置いてくる。そんなセリフは思っていないのかもしれないが。
 なら、今後は存分と使ってやろうじゃないか、水道水!
 毎日、湯船に入って、湯船の水も毎日替えて、ガス・水道代爆上げしてやろうじゃないか!
 私、しっかり払ってるもんな。ガス代も水道代も。
 ガスも水道も全部、私の物だ。
 そんな風に思っていないとやってられない。
 旦那は人生を共にするパートナーではない。戦隊モノの倒しても起き上がったり、新たに出てくる雑魚キャラの敵だ。
 
 そんなラインに「お風呂関係で色々言いたいことがあるんだけども、」と。
 なんだ?モヤモヤするな朝から。
 だから、私は送った。

【言いたいこと全部書いて送って】

この一文から伝わるだろうか。
私は旦那が大嫌いだ。

 そしたら旦那から返信が来た。とても長文の。

 それは地獄の【私に治して欲しい19こと】

 なんだ?私に恨みでもあるのか?私は親の仇なのか?

 今日の夜、旦那と話し合いをする。決戦の夜だ。

ーでも、ぜってぇ負けない

 か弱いと舐められてはいけない。モラハラ夫に私は決して屈しない。

 でも、分かったんだ。

 旦那も私の事、ちっとも好きじゃなかった。

 お互いに自分のことが大好きなだけ。
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