夏の夜空に消えてく花火
再会
仕事帰りに、恋人のナツキと食事の約束をしていた。
「あー、偶然。あんた達等まだ付き合ってんの?」
聞き覚えのある声に胸がざわついた。
駅前で待ち合わせたところで、会ったのは――、
「アキちゃん!」
「アキ!」
俺とナツキの声が、同時に駅前の通りへ響いた。
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