ラーシャス・ポイズン










「バイバイ弐川くん、ずっと不幸でいて」



歪んで捻じれて複雑に絡み合った四本の欲望と思惑の糸が、ゆっくりと真っ直ぐになっていく。





私みたいな可愛くて面白い女を手放したことを後悔しろ、

いつか私のこと思い出して惜しかったなってずっと覚えていればいい。


私はもう二度とあなたを好きにならないけど、そうやって惜しまれると気持ちいいから。





でもあなたの存在に確かに救われた時期はあったから、義理でほんのちょっとだけ願っていてあげる。


私より苦しみながら、ちょっとだけ幸せになれよクソ男って。






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