あのね、わたし、まっていたの ~友愛の物語~ 【新編集版】
会場を出て三人で駅に向かっている時、演奏も指揮も妹さんのソロも良かったと鹿久田に賛辞を送っていると、「秋村さんって、いいね」と丸岡が口を挟んできた。
すると、「うん。チームマネジメントのこと、わかっているよね」と鹿久田が頷いた。
「校長、頼もうか?」
丸岡がわたしの顔を覗き込んだ。
そんなふうな目で彼女を見ていなかったので一瞬声が出なかったが、言われてみればその通りだった。
彼女が校長になってくれたら日本一素敵な学校が作れるかもしれなかった。
「うん、いいと思う」
自分に言い聞かせるように頷くと、一気に光が差し込んできたような気がして足取りが軽くなった。
すると、「うん。チームマネジメントのこと、わかっているよね」と鹿久田が頷いた。
「校長、頼もうか?」
丸岡がわたしの顔を覗き込んだ。
そんなふうな目で彼女を見ていなかったので一瞬声が出なかったが、言われてみればその通りだった。
彼女が校長になってくれたら日本一素敵な学校が作れるかもしれなかった。
「うん、いいと思う」
自分に言い聞かせるように頷くと、一気に光が差し込んできたような気がして足取りが軽くなった。