再会は、嵐を呼ぶ恋の始まり
亮平と一緒に住むようになり、気が付けば2ヶ月が過ぎた。
初めは体調不良の私を気遣っての一時的なものと思っていたのだが、いつの間にか亮平の部屋での完全同居生活が始まってしまった。
もちろん、そのことについて不満があるわけではない。
私だって亮平と一緒にいられることが嬉しいし、今の暮らしが幸せだなと感じている。
そんな中、この2ヶ月でわかった事がいくつかある。
まず、亮平がとってもきれい好きだということ、そして一人暮らしが長いせいか家事もうまい。
私も亮平に食べてもらうのが嬉しくて頑張ってお料理をするのだが、ひょっとすると亮平の方がうまいんじゃないかなぁと思ったりもする。
ただ、お互い働いている以上時間がないのは一緒で、料理や掃除や洗濯を上手に分担して、私たちは共同生活を送っている。
そして、お母様手作りだったお弁当も今では私が作るようになった。
初めはせっかくのお母様の気持ちを無にするようでためらいがあったけれど、「美優さんが時間のあるときにはお願いするわ」と言ってもらい、週に何度か亮平が社内勤務のときにはお弁当を作るようになった。
その代わりと言ってはなんだが、週末や私の忙しいときにはお母様がお料理を作ってくださる。こういうサポートが、働く女性にとっては本当にありがたい。
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