再会は、嵐を呼ぶ恋の始まり
石田君の言う通り、私と彼はいつも一緒だった。
もちろんそれは仕事上のこと。
でも、純粋にそれだけだったと言うつもりは無い。
私も彼も人間だ。
迷いもすれば、間違うことだってあるし、相手を傷つけることも、自分が傷つくことだってある。
3年という時間の中で、私達は多くのことを共有してきた。
その中には、二人だけの秘密としてずっと胸の奥にしまっておかなければいけないこともある。
だからこそ、2年も経った今でも私は彼の夢を見るのだと思う。
その感情が未練なのかどうかはわからないが、私は彼を忘れることができないでいる。

「おはよう、みんなちょっと集まってくれ」

始業開始ちょうどの時間に入って来た課長が声をかけた。
そしてその後ろには、忘れたくても忘れられないあの人が立っていた。











< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

再会したのは、二度と会わないと誓った初恋の上司

総文字数/93,866

恋愛(オフィスラブ)200ページ

表紙を見る
表紙を見る
暴君CEOの溺愛は新米秘書の手に余る~花嫁候補のようですが、謹んでお断りします~
  • 書籍化作品
[原題]俺様御曹司はウブで一途な新米秘書を逃がさない

総文字数/107,526

恋愛(オフィスラブ)195ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop