仮面を被った私たち

























「………ちゃん……………びちゃん…………雅ちゃん…!」

「っ……!
 ハァハァハァ……ハァハァ…………」

「雅ちゃん大丈夫…」

「ハァハァ………はぃ………」

私は誰かに起こされ、目が覚めた

体中が汗でびっしょり


さっきまで嫌な夢を見ていた気がする…………



起こしてくれて良かった………



「起こしちゃってごめんね
 凄いうなされてたから………」

「びっくりしたよな!」

「あ………えと…………ありがとうございます…………」

「うん
 あ、自己紹介するね
 一条朝陽です
 星夜の兄で………昔、少しだけ会ったことあるよ
 よろしくね」

「俺は一条真昼!
 初めましてだよ
 よろしくね!」

「よろしくお願いします………」

「やっと雅ちゃんに会えたよ〜
 星夜兄の好きな人気になってたんだよね!
 めっちゃ可愛い!!」

「こら、真昼
 あんまり騒ぐな
 雅ちゃん疲れてるんだから」

「あ……ごめん………」

「いえ、大丈夫ですよ
 私も朝陽さんや真昼さんに会えて嬉しいので」

「っ!
 雅ちゃん良い子過ぎない!?
 星夜兄にはもったいないくらい」

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