ハロウィンの奇跡

夜明けが近付いてくる……。

手を繋ぎながら、想いを口にした。

「まだまだ、本当は一緒に居たいのに……」

「また、この時期に会いに行くよ……だから、さよならじゃない。また、会うための約束だ……」

 彼は、私に小指を差し出した。

「愛してる……何処に居ても……」

私もそっと、彼の小指に触れて口付けを贈った。
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