ミーコの願い事
「どうしてごめんなさいするの?」
私は罪の意識を感じながら説明しました。
「世の中には、食べたくても食べられない人もいるから、口にするものをむやみに粗末にしてはいけないんだよ。もし私達が食べる物がなくて困っている時に、粗末にしている人が居たら嫌な気持ちになっちゃうでしょ」
説明しながらも今話していることは、昔両親に教わったことでした。
子供の頃はただ何となく理解していたことも、大人になりその教えは正しかったことと理解出来るようになっていました。
私は同じようにミーコに伝えられたことを、両親に感謝しました。
「ふ〜ん、わかった」
ミーコも素直な表情で、理解してくれたみたいです。
さらに戸棚の中からは、ビニール袋に詰め込まれたコンビニエンスストアーのスプーンとストローが、大量に出てきました。
それはいずれ使用すると思い取って置いたものです。
でも、何故こんなに集めたのかは、自分でも不思議に思いました。
私はこんな大量には必要無いと思うと数個だけ残し、更に罪の意識を持ちながら捨てることにしました。
「ごめんなさい」
ミーコはその言葉を聞くと、すかさず質問します。
「どうしてスプーンにも、ごめんなさいするの?」
「物を作る資源は世界でも限られているの、現在の私達がよくても未来の人達がこまってしまうからだよ、それにやっぱり物は大事にしなきゃ」
説明しながらも、謝ってばかりの自分が恥ずかしくなってきました。
戸棚の中から出てくるものは捨てるものが多く、クッキーらしき食べ物は出てくることはありませんでした。
賞味期限切れの紅茶や調味料、箱から出していない頂き物の食器、さらにまた同じカップ麺が数個出てきました。
戸棚の整理をし達成感を味わっていると、今度は冷蔵庫の野菜室のことを考えていました。
「最近野菜室を開けていないかも」
古くなった野菜の状態を考えると、怖くなります。
「よし、やるか」
言葉で気合を入れ冷蔵庫の中を見始めると、野菜室の中はとんでもないことになっていました。
柔らかくなり溶けているキュウリ、傷んでカビの生えたトマト、芽の生えたジャガイモなどが出てきます。
私は自分が情けなくなり、二度と食べ物を粗末にしないことを誓いました。
「本当に、本当にごめんなさい」
食べられなくしてしまった野菜を捨て、少し傷んでいるものは部分的に切り落とし、明日の朝サラダとして食べることにしました。
冷蔵庫の中を整理し終わると、専務にいただいた紙袋が目に止まります。
このまま紙袋の状態では、今後も食べ無いまま忘れてしまいそうだなー。
そんなことを思い開封すると、勝手にチョコレートだと思っていた紙袋の中身は、小さなクッキーが二枚入っていました。
「ミーコ、クッキーが出てきたよ! やったね」
私は嬉しくなり、元気いっぱいな声で振り返ると、ノートの中にはミーコは居ませんでした。
時計を見るとすでに深夜を回っていたので、そっとノートをめくるとミーコは次のページに移動して寝ていました。
私はノートを部屋に持ち帰り、移動したページにベッドを描きます。
そして、今度から食料品は考えて購入しようと反省をしていました。
私は罪の意識を感じながら説明しました。
「世の中には、食べたくても食べられない人もいるから、口にするものをむやみに粗末にしてはいけないんだよ。もし私達が食べる物がなくて困っている時に、粗末にしている人が居たら嫌な気持ちになっちゃうでしょ」
説明しながらも今話していることは、昔両親に教わったことでした。
子供の頃はただ何となく理解していたことも、大人になりその教えは正しかったことと理解出来るようになっていました。
私は同じようにミーコに伝えられたことを、両親に感謝しました。
「ふ〜ん、わかった」
ミーコも素直な表情で、理解してくれたみたいです。
さらに戸棚の中からは、ビニール袋に詰め込まれたコンビニエンスストアーのスプーンとストローが、大量に出てきました。
それはいずれ使用すると思い取って置いたものです。
でも、何故こんなに集めたのかは、自分でも不思議に思いました。
私はこんな大量には必要無いと思うと数個だけ残し、更に罪の意識を持ちながら捨てることにしました。
「ごめんなさい」
ミーコはその言葉を聞くと、すかさず質問します。
「どうしてスプーンにも、ごめんなさいするの?」
「物を作る資源は世界でも限られているの、現在の私達がよくても未来の人達がこまってしまうからだよ、それにやっぱり物は大事にしなきゃ」
説明しながらも、謝ってばかりの自分が恥ずかしくなってきました。
戸棚の中から出てくるものは捨てるものが多く、クッキーらしき食べ物は出てくることはありませんでした。
賞味期限切れの紅茶や調味料、箱から出していない頂き物の食器、さらにまた同じカップ麺が数個出てきました。
戸棚の整理をし達成感を味わっていると、今度は冷蔵庫の野菜室のことを考えていました。
「最近野菜室を開けていないかも」
古くなった野菜の状態を考えると、怖くなります。
「よし、やるか」
言葉で気合を入れ冷蔵庫の中を見始めると、野菜室の中はとんでもないことになっていました。
柔らかくなり溶けているキュウリ、傷んでカビの生えたトマト、芽の生えたジャガイモなどが出てきます。
私は自分が情けなくなり、二度と食べ物を粗末にしないことを誓いました。
「本当に、本当にごめんなさい」
食べられなくしてしまった野菜を捨て、少し傷んでいるものは部分的に切り落とし、明日の朝サラダとして食べることにしました。
冷蔵庫の中を整理し終わると、専務にいただいた紙袋が目に止まります。
このまま紙袋の状態では、今後も食べ無いまま忘れてしまいそうだなー。
そんなことを思い開封すると、勝手にチョコレートだと思っていた紙袋の中身は、小さなクッキーが二枚入っていました。
「ミーコ、クッキーが出てきたよ! やったね」
私は嬉しくなり、元気いっぱいな声で振り返ると、ノートの中にはミーコは居ませんでした。
時計を見るとすでに深夜を回っていたので、そっとノートをめくるとミーコは次のページに移動して寝ていました。
私はノートを部屋に持ち帰り、移動したページにベッドを描きます。
そして、今度から食料品は考えて購入しようと反省をしていました。