ミーコの願い事
ミーコは部屋から顔を出し、空中に浮ぶ雨を見上げています。
しばらくすると、ノートに描いた雨が動き出し、ミーコの顔に落ちました。
「きゃっ、お水みたい」
水たまりを作り。カエルを描き。
部屋の中には、長靴と雨合羽を準備しました。
残念ながら思った通り、カエルは動かずただの置物のようです。
「雨の日は初めてだもんね、食事が終わったら部屋から出てみる?」
ミーコは何故か、照れるようなしぐさを見せ、小声で話します。
「出てみようかなー」
今日は休日ではありますが、動く気力がありません。
早く風邪を直し、明日は会社に行かなきゃ。
自分に言い聞かせながら、ノートを抱えるよう持ち、再び布団の中で休むことにしました。
翌日、時間どうりに起床すると、いつものように顔を洗い、いつものようにノートにミーコの朝食を描きます。
ですが、会社に行きたくないと思う、弱気な私がいます。
昨日までは風邪を直し頑張ろうと考えていたのですが、いざ当日になると杉田さんに顔を合わせづらいと思う気持ちが、強くなっています。
体温計で熱を計りながらも、考えることは後ろ向きなことばかりです。
あの場から逃げ出すように別れてしまったのは、失礼だよな。
だけど、何故杉田さんにもミーコが見えるのだろう。
しばらくすると、ノートに描いた雨が動き出し、ミーコの顔に落ちました。
「きゃっ、お水みたい」
水たまりを作り。カエルを描き。
部屋の中には、長靴と雨合羽を準備しました。
残念ながら思った通り、カエルは動かずただの置物のようです。
「雨の日は初めてだもんね、食事が終わったら部屋から出てみる?」
ミーコは何故か、照れるようなしぐさを見せ、小声で話します。
「出てみようかなー」
今日は休日ではありますが、動く気力がありません。
早く風邪を直し、明日は会社に行かなきゃ。
自分に言い聞かせながら、ノートを抱えるよう持ち、再び布団の中で休むことにしました。
翌日、時間どうりに起床すると、いつものように顔を洗い、いつものようにノートにミーコの朝食を描きます。
ですが、会社に行きたくないと思う、弱気な私がいます。
昨日までは風邪を直し頑張ろうと考えていたのですが、いざ当日になると杉田さんに顔を合わせづらいと思う気持ちが、強くなっています。
体温計で熱を計りながらも、考えることは後ろ向きなことばかりです。
あの場から逃げ出すように別れてしまったのは、失礼だよな。
だけど、何故杉田さんにもミーコが見えるのだろう。