あきらめないで、生きること。

いつもはそれほど厳しくない担任の小島先生が、「最低なクラス」という言葉を使って怒るほどまとまらなくなっていた。

さらにその翌日、ついにわたしが恐れていたことが起きた。

林間学校の部屋割りで、わたしだけいつものグループから外されてしまった。

しかも、わたしはよりにもよって佐倉さんグループと同じ部屋。

唯一、クラスで大人しいグループにいた成海(なるみ)さんと一緒だったのが救いだった。

でも、こんな状態で林間学校なんて行きたくない。

欠席したら体育の成績に響いてしまうほぼ強制参加の学校行事だ。

ただでさえ体育が苦手なわたしは休むわけにはいかないし、どうしたらいいんだろう。

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