あきらめないで、生きること。
体育の授業で、体育祭競技の練習をすることになった時のこと。
練習をする為にグループを組むことになった。
人数が中途半端になってしまい、先生の指示で真野さんのグループの黒田さんが、わたしのいるチームに移ることになった。
真野さんがふざけながら「ざまぁみろ」と言っているのが聞こえて、それは「高村さんと同じチームになってざまぁみろ」という意味なんだろうなと雰囲気で察してしまった。
結局黒田さんは先生がいなくなると真野さんのグループに戻ってしまった。
わたしは残ったメンバーで練習をするつもりでいたけど、同じチームの子たちはいつまでたっても練習を始めようとしない。
わたし以外のメンバーで雑談をしているだけで、授業が終わってしまった。
やっぱり、みんなはわたしと一緒に練習するのがイヤなんだと思った。
こんなことが起こるたびに、わたしの心はどんどん重く沈んでいく。
これが、覚悟していた孤立なんだ。