あきらめないで、生きること。
そう見えてしまったのは、疲れていたからだけじゃなくて、わたしの心が荒んでしまったからなのかな。
ホームルームが終わっても彼女たちの怒りはおさまらなかったようで、 「いつもうちらが悪いみたいに言わないでよ」 ときつく言われてしまった。
「そんなこと一言も言ってない!」と言い返したかったけど、今の状況では何を言っても責められるだけだとわかっていたわたしは、「うん、そうだね。ごめんね」と言うのが精一杯だった。
帰りの電車の中で、わたしは必死に涙をこらえていた。
そして家に帰ってすぐ、お祖母ちゃんに今回のことを話した。
前日のグループ決めの出来事もあり、こらえきれずにわたしはお祖母ちゃんの前で思い切り泣いた。