あきらめないで、生きること。
理由はふたつある。
ひとつは、GLAYのライブに行けなくなるのが嫌だったから。
他人からすれば、くだらない理由かもしれない。
でも、わたしにとっては中学時代から大好きなバンドのライブが何よりの心の支えだった。
そしてもう1つは、自分が生まれた時の話。
お母さんの妊娠中毒症により予定より3ヶ月早く生まれたわたしは、生まれた時の体重が約900グラムだった。
「赤ちゃんが生きて生まれてくる確率は30%。母親の体も非常に危険な状態で、今後は植物人間状態になるかもしれない」
医師にそう告げられ絶望的だったふたつの命は、奇跡的に助かった。
「あなたは神様に守られて生まれてきた奇跡の子なんだよ」
お祖母ちゃんからその言葉を聞いた時、わたしが生まれてきたことは奇跡なんだと感動した。
きっと、わたしが今生きているのは、神様からの「生きなさい」というメッセージなんだ。