あきらめないで、生きること。
そう思ったわたしは、思い切って打ち明けた。
「実はわたし、小説書いてるんだけど。今度、イラスト描いてくれないかな?」
わたしがそう言うと、
「そうなの?もちろんいいよ!」
春花ちゃんは快諾してくれた。
それから、中学時代に初めて書いた作品を読んでもらった。
最初は恥ずかしかったけど、
「萌ちゃん、小説すごく感動したよ!秋穂ちゃん達にも読んでもらいなよ!」
興奮気味にそう言ってくれて、とても嬉しかった。
しばらくして、春花ちゃんから「描けたよ」とイラストをもらった。
それは予想通りとても可愛くて、小学生の時から少女小説が大好きだったわたしは、まさに少女小説の挿絵のようなイラストにとても感動した。